今野涼二のすべて。 第15回 / 全16回
30歳、まだ何者でもない
2026年10月9日、私は30歳になった。
学生時代の自分からすれば、30歳は立派な大人だった。
社会で経験を積み、何かを成し遂げ、人生の方向性が定まっている。
そんな姿を想像していた。
しかし、実際に30歳になってみると、まだまだ未熟だと感じることばかりである。
会社は、まだ小さい。
事業も、これからだ。
自分の理想を社会に実装するには、資金も組織も実績も足りない。
何より、自分自身がもっと成長しなければならない。
それでも、私は今の人生が好きだ。
かつて、不動産営業で高い収入を得ていた頃とは違う充実感がある。
学生から相談が来る。
企業から、学生の成長を評価してもらえる。
以前は自分の数字を追いかけていたが、今は誰かの未来が変わっていくことに喜びを感じている。
もちろん、経営者として利益を出さなければならない。
利益がなければ、組織を守ることも、学生への支援を継続することもできない。
だから、私は理想論だけを語るつもりはない。
売上もつくる。
利益も出す。
組織も大きくする。
そのうえで、何のために会社を大きくするのかを見失わない経営者でありたい。
私の目標の一つは、今日学を日本の体育会採用・教育のインフラに成長させることだ。
上場という大きな目標も掲げている。
簡単な道ではない。
今の実績からすれば、途方もない目標に見えるかもしれない。
しかし、できると分かっていることだけに挑戦しても、人生は面白くない。