今野涼二のすべて。 第8回 / 全16回
年収245万円からの出発
社会人1年目の年収は約245万円だった。
決して華々しいスタートではない。
学生時代、主将を務めたこともある。大学日本一も経験した。
だが、そんな経歴が営業の数字を保証してくれるわけではなかった。
社会では、成果が問われる。
どれだけ一生懸命働いたか。
どれほど苦労したか。
もちろん努力は重要だ。しかし、営業では顧客から選ばれなければ結果にならない。
私は泥臭く仕事を覚えた。
電話をかける。会いに行く。提案する。断られる。そして、また行動する。
断られて終わりではない。
なぜ断られたのか。
何が足りなかったのか。
どうすれば次に選んでもらえるのか。
野球のデータ分析と同じように、結果を振り返り、行動を修正する。
私は営業を通じて、一つのことを学んだ。
熱量だけでは勝てない。だが、熱量のない人間が最後まで戦い抜くことも難しい。
大切なのは、情熱と論理を両立させることだった。